風の時代に入りましたとあちこちで言われていますが、それにもいくつかの意味があります。
そのうちのひとつが木星と土星が重なるグレートコンジャンクションが起きる星座が風の星座に移ったことです。
グレートコンジャンクションは大体20年ごとに起きます。
それが同じエレメントの星座で8回とか10回とか、とても長い間、繰り返されるのです。
ですから、合計すると200年ごとくらいの・・・ものすごく長い期間で移り変わっていくというお話なのです。
切り替わりの前後に、次のエレメントになっては前のエレメントに戻るということがあるので、それをどっちに含むかによって多少ずれるのですが、おおよそ、
1186年~1405年くらいが風の時代
1425年~1583年くらいが水の時代
1603年~1821年くらいが火の時代
1842年~2000年くらいが地の時代
2020年~2199年くらいが風の時代
という、長期的変化のお話なのです。
地の時代はピラミッド型の権力や社会の構造が中心となっていましたが、風の時代に入ると、もっとフラットで、風通しがよくなりそうです。
でも、今回、グレートコンジャンクションが起きた水瓶座には、革命や無政府主義という意味があります。
また、水瓶座の支配星である天王星は変化を起こす星です。
つまり、地の時代に築き上げたピラミッド型の社会構造や、旧態依然としたしきたり、ルールといったものを破壊し、変化させていく・・・そういう激しい過渡期に入ったということなのです。
今年は水瓶座の土星と牡牛座の天王星がずっと緊張の角度を維持していて、それが過渡期の動乱を意味していたような一年でした。
情報がインターネットで世界を駆け巡り、Zoomでどこにいてもコミュニケーションが取れるようになったこと、リモートワークが進んだことなども、とても風の時代らしいですよね。
そんな風の時代へのシフトが、もしかしたら日本の政治にも今起きようとしているのかもしれません。
天王星と土星のスクエアは離れたり近づいたりしながら来年の後半まで続きますし、200年単位の変化ですから、そうそう1年や2年では終わらないことなんでしょう。
恐れず、逆に変化を楽しみながら、軽やかに風の流れに乗っていきたいものです。