占いの種類と特徴を丁寧に解説

【占い入門編】占いの種類と特徴を丁寧に解説

今、世の中は空前の占いブーム。占いは悩める人を救う一方で、楽しさも味わえるエンターテイメント的な要素も含んでいます。

「占いをしてみたい。でもどんな占いがあるのだろう?」と、星の数ほどある占いのなかで、自分に合った占いはどれなのか、迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。

そんなあなたに向けて、今回は初心者にもチャレンジしやすい占いを中心に、人気の占星術や、世の中に浸透している様々な占いを種類別に紹介します。


【目次】

  1. 占いの種類
  2. 命術の特徴
  3. 命術の種類
  4. 卜術の特徴
  5. 卜術の種類
  6. 相術の特徴
  7. 相術の種類
  8. 西洋占星術が持つ共通点
  9. まとめ

占いの種類

多くの占いは、占う方法も、それぞれが持つ歴史も様々です。メディアに登場したり一般の書店で扱われたりなど、大衆に受け入れられている占いもあれば、少数の人だけに愛されているニッチな占いもあります。

もし、あなたが初めて占いに触れるということであれば、まず、ポピュラーなものから取りかかってみるとよいでしょう。

占いには、大きく分けて「命・卜・相」と、3つの種類があります。

この3つの特徴を知っておくと、それぞれの占いがどのジャンルに属するか、そして自分にはどの占いが合っているか、などが見極めやすくなるでしょう。

それでは「命・卜・相」について分かりやすく説明していきます。

命術の特徴

命術の特徴

命術は、主に自分の「生年月日」を使って占う方法です。生まれた日だけでなく、時間や生まれた場所など、生まれた瞬間に与えられる情報によって運命や性格が導きだせます。

生年月日はその人だけがひとつだけ持つものです。自分が持っている性質や、職業の適性、人との相性などが分かります。また、その人だけが持つ特性を見ていくだけでなく、長期間にわたる運気を知ることもできます。

命術の種類

命術には主に次のような占いがあります。

西洋占星術

ギリシャやヨーロッパなど、西洋で誕生し、発展した占星術です。歴史は古く、ルーツは紀元前にまでさかのぼります。
生まれた瞬間におけるホロスコープ(チャート)と呼ばれる星の配置により、性格や運命などが読みとれるとされています。古くから伝わる古典占星術(伝統占星術)と、1800年代頃から発展してきた現代占星術と言われる分野があります。

雑誌などにある、「星占い」は、西洋占星術のごく一部を使ったエンターテイメント的要素が強いものですが、一番慣れ親しんだ占星術といってもよいでしょう。

また、人の運気だけでなく、世の中の情勢を星の配置で探っていく「マンディーン占星術」も西洋占星術の特性を活かしたものです。

インド占星術

インドに伝わる占星術です。西洋占星術に似ていますが、インド占星術独自の技法を使います。

四柱推命

中国で誕生し、日本でも非常にポピュラーな占術です。「陰陽五行説」という考え方をベースに作られており、長い歴史を持ちます。生まれた瞬間の生年月日と時間、「年」「月」「日」「時」の4つの柱(四柱)を出して、性格や運命を読み取っていきます。

四柱推命のように、陰陽五行説を使ったものには、算命学もあります。

数秘術

数字ひとつひとつに意味があるとされたことで広まりました。生年月日や自分の名前などを一定のルールによって数値化させ、その数字で性質や先天的な運命、相性などを読み取る占術です。ピタゴラスの他、カバラなどの種類があり、現代では様々な流派が誕生日しています。

紫微斗数(しびとすう)

中国や台湾でよく知られる命術のひとつで、主に生年月日時を基にして個人の特性や運勢を占います。

九星気学

九星気学では、生れた年月日の九星と干支、五行を組合わせて占うのですが、方位の吉凶を知り、移転によって開運するために用いられることで知られており、他の命術のように「遺伝的」な占いというより、「環境的」な占いといえ、単純に命術に分類することはできません。江戸時代に原型ができ、明治時代以降に九星気学としての体系が整った、日本固有の占術です。

卜術の特徴

卜術は、占いたいと思ったときの瞬間をとらえて占う占術です。カードやサイコロ、筮竹などのアイテムを用いて占います。偶然性を利用するため、占うごとに同じ占い結果とならないのが最大の特徴といえるでしょう。抱えている問題や悩みがどうなっていくか。今後の展開はどうなるか。など、比較的近い将来のことをすぐに知りたい場合に適した占いと言えます。

卜術の種類

卜術には次のような占いがあります。

タロット占い

タロットカードと言われる、22枚の大アルカナと呼ばれる絵柄と、56枚の小アルカナ呼ばれる絵柄の、合わせて76枚のカードを使用します。相手の気持ちや、これからの流れなどをタロットカードの絵柄やカードの向きなどで読み取っていきます。カード占いの中でも一番ポピュラーなものといえるでしょう。種類としては、もっとも有名なライダー版、マルセイユ版の他、オリジナルデザインのタロットカードなども多く販売されています。

中国発祥の占いで、歴史は紀元前と古く、現在親しまれているのは、「易経」という書物がベースとなっています。筮竹やサイコロ、コインなどを使用し、これらの組み合わせによって導き出された「六十四卦」といわれる占い結果から、仕事運、恋愛運などの今後の流れや吉凶を見ていきます。様々な流派があります。

ホラリー占星術

西洋占星術を使った占いです。占いたいと思った瞬間、事件が起こった瞬間のホロスコープを出します。失くしたものがどこにあるか、特定の人との関係がどのように展開されていくか、ホロスコープを見ながら占いっていきます。西洋占星術の知識が必要になります。

その他の卜術

その他の卜術としては、ルーン占い、ジオマンシー、紅茶占いなど、アイテムは多種多様でありながら、その時の偶然性を扱うという点が共通しています。

相術の特徴

相術は、身体の部位や名前など、その人が持っているものの形や状況などを見て占います。統計学としての要素が高く、身体の一部だけでなく、その人が住んでいる場所などを占うのも、相術の一種です。

相術の種類

相術には次のようなものがあります。

手相

手のひらの線や、指紋、手の形などから、その人の性格を読みとる占いです。また線の位置などは年齢も表しているという考えから、結婚する時期、病気に注意したい時期などを読みとる方法もあります。易や西洋占星術などの他の占いと掛け合わせてみる方法もあり、多くの流派があります。

人相

ヨーロッパや中国などの国で研究されてきた占いで、身体を扱い、顔の形や目や鼻などのパーツ、体形や、ホクロやシワの有無などを見ながら、その人の性格や適性などをみていきます。

姓名判断

名前を使う占いです。名字、名前など姓名をパーツごとに分け、名前の画数から吉凶を判断していきます。子どもの頃の運勢、中年になってからの運勢など、年齢による運の強さなども占うことができます。子どもの名づけや、芸名の作成などでも人気の占いです。

家相・風水

住居の間取りや方角など、家の様相から占います。家を建てるときにも活用されますが、弱い運気と出た場合に、アイテムの活用した強化や、相性の良い色を置くなどの風水も、家相と並んで愛されています。

その他の相術

その他の相術としては、印相術があります。姓名判断とセットにされる場合もあり、自分の名前の弱い部分を強化したり、仕事運を良くしたりと、名前によって運の良い印鑑を作る場合に用いられることもあります。

西洋占星術が持つ共通点

占いには、「命・卜・相」という3つの種類があることをお伝えしました。

これらの占いの中でも特に人気の占いが、「西洋占星術」です。

西洋占星術は生年月日と時間、そして場所を用いた占いですが、命術としての役割だけでなく、卜術では、ホラリー占星術のように、その瞬間の偶然性を西洋占星術で扱う「ホロスコープ」を使用しながら占うものもあります。

また、手相では、西洋占星術で使う「太陽、水星」といった天体の名前が、手のひらの「太陽丘、水星丘」といった形で表されています。

西洋占星術は空の星や月、太陽を使って占いますが、他の占いにも天文的な要素が入っている点は、西洋占星術の幅広さを証明するポイントとも言えるでしょう。

まとめ

世界で愛されている多くの占い。今回は種類別に説明しました。占いのひとつひとつに特徴があり、占う内容によって得意なもの、不得意なものがあります。

自分は何を占いたいのかを理解し、占いたいことにマッチした占術を選びたいですね。

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