【2025年運勢解説】蟹座編
全体運
2025年の蟹座は、後半に大きな発展が期待される運勢です。
6月10日から約1年間、幸運の星・木星が蟹座に入ります。ラッキースターの木星は12年に1回、ひとつの星座におよそ1年間滞在しますが、木星が蟹座に滞在している期間は、蟹座の方に大きな発展が巡ってくることが期待できるのです。
それまでの間に、無駄な行動やしがらみを整理し、身の回りをシンプルにしておくことで、後半からの幸運を得ていくことができるでしょう。2023年あたりから、自分のライフスタイルに合わないことや、無駄な出費を呼ぶ人間関係を整理し、実のあるつながりを大事にしようとしてきた人も多いかもしれません。自分自身のライフスタイルをシンプルにすればするほど、木星が蟹座に入ってきてから、良いスタートを切ることができるのではないでしょうか。
しかし、注意が必要なのは、2025年の3月30日から海王星が、5月25日から土星が牡羊座に入ることです。これらの天体は蟹座の太陽に対して90度の位置となるため、特に夏の間はストレスを感じやすい状況が生まれるかもしれません。社会的な責任や義務を負わなければならない場面が増え、負担が重く感じられる可能性があります。地域やコミュニティの代表者や役員など、責任ある立場を任されることが増えるかもしれません。プレッシャーに感じるかもしれませんが、これらの役割を誠実に果たすことで、信頼が高まり、社会的な地位が上がる可能性があります。このような経験は、日常生活では得られない視野の広がりや、新たなステージへのステップアップにつながるでしょう。海王星と土星は秋以降、いったん魚座に戻りますが、2026年には本格的に牡羊座に入ってきます。2025年はその予行演習のような感じになりそうです。
7月7日に天王星が双子座に入ります。蟹座の人にとっては、7月中旬から8月上旬の期間には、不意のアクシデントに注意してください。
秋以降、海王星と土星が魚座に戻っている間は、木星が蟹座を運行しているため、特に11月頃には楽しい出来事や幸運が増えるでしょう。ご自身の楽しみ事を展開していくスタートとなりますから、より充実した木星の恩恵を受けることができるよう、勇気をもってステージを上げるようなチャレンジをしていってください。
仕事運
2025年は、特に6月10日に木星が蟹座に入ることで、これまで取り組んできたことが社会的に承認され、評価されやすくなります。
2025年の前半には、土星と海王星が蟹座の人にとって社会運を意味するエリアである牡羊座に入ってきます。土星が5月25日から9月1日までの間、牡羊座に滞在するため、社会的な責任を負うことや重圧を感じることが増えるかもしれません。仕事面では、特に負担やストレスを感じやすい時期ですが、これを乗り越えることで大きな信頼を得るチャンスでもあります。
土星は弱点を補強し、安定させるために働きかけます。その結果、抵抗感や壁に直面することもあるでしょう。しかし、その試練を誠実に乗り越えた先には、社会的な評価の向上が待っているのです。これまでにない責任ある立場に立つことになったり、社会的な役割を全うしなければならない機会が訪れる可能性が高いのですが、その責任を果たすことが、社会的な地位の向上や信頼の獲得に繋がることを意識してください。
一方、財運の面では、木星が蟹座に入ることで多方面にわたる恩恵が期待できます。木星は12年に一度、各星座に訪れる大幸運期を象徴する天体です。この木星が蟹座を巡る1年間は、財運を育て、次なる12年間の基盤を築くための重要な時期となります。この期間に蒔いた種はやがて芽を出し、豊かな実りをもたらすでしょう。
この幸運を最大限に活かすためには、年の前半に準備が必要です。無駄な支出や不必要な人間関係を整理し、身の回りをシンプルにしておくことが重要です。2023年頃から、自分のライフスタイルに合わないものを手放す流れを感じていたかもしれません。この流れをさらに進め、意味のある繋がりを大切にすることで、年後半の木星がもたらす幸運をスムーズに受け取ることができるでしょう。
恋愛運
2025年は木星が6月10日から蟹座に入ることで、大変ご縁が広がる年となりそうです。土星や海王星の影響も絡んでくるため、単純に「ラッキー」とはいかない面もあります。それでも、木星が蟹座入りすることで、これまでとは一味違うステータスの高い出会いや、少し上のステージでのご縁が期待できる星回りです。
木星は、社会的意識の、特に善意を表す天体なので、みんなが祝福してくれる、まわりの称賛を得る、評価が高いといったことにつながります。そのため、恋愛運としては社会的な評価や祝福を得る方向に発展していくのです。周りから祝福される、本当の意味で自分らしい幸せをつかんでいくことができそうですが、反面、ドラマチックさや冒険的な要素はあまりありません。
特に恋愛運が高まるのは秋以降です。9月後半や11月中旬から12月初めにかけては、木星の恩恵を存分に受けられる時期です。身近なところに当たり前のようにいて、いつも自分をフォローし、助けてくれるような、大事に思ってくれるような存在がいるかもしれません。
既にパートナーがいる蟹座の方にとっても、この期間は関係性が深まり、日々の安定感が増していく時期です。冒険や刺激を求めるのではなく、日常の中で互いを尊重し、支え合えるような関係性を大事にしていくことがポイントとなります。もしその関係が安心感や穏やかな幸せをもたらすものであれば、この時期はさらなる発展を遂げるでしょう。
西洋占星学研究家。実占歴25年以上。
西洋占星学を石川源晃、松村潔の各氏に師事。
1996年より東京アナウンス学院にて西洋占星術講座を担当。
2001年より松村潔氏の主催する「占星術虎の穴」にて占星術初級講座を担当。
2003年より中級講座を担当。
2003年〜2007年イシス学院(旧・タロット大学)にてタロット初級講座講師。
以降、ARI占星学総合研究所にて、西洋占星術講座、タロットリーディング、個人鑑定を行っている。
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