カイトとは

【カイト】ホロスコープに現れるカイトとは

個人のホロスコープにカイトがあると、とても幸運なだけでなく、有能な人の場合が多いものです。

カイトは幸運のグランドトラインに、緊張感を持った180度に位置する天体が関わり合っているからです。

今回はカイトの読み方を紹介します。自分やお友達のホロスコープだけでなく、そのときどきのホロスコープにカイトをみつけたときは参考にしてくださいね。


【目次】

  1. まずはグランドトライン
  2. カイトになると
  3. ホロスコープから読むカイトの解釈
  4. カイトが生きるとき
  5. グランドトラインがカイトになるとき
  6. まとめ

まずはグランドトライン

まず、3つの天体がトライン(120°)のアスペクトでつながる三角形を「グランドトライン」といいます。

グランドトラインの位置関係にある天体は、そのエレメントが同じになるので、エネルギーがとてもスムーズに流れます。

たとえば、水のグランドトラインの場合、蟹座、蠍座、魚座という3つの水の星座に天体があり、それらが120度という調和的なアスペクトでつながっています。

もちろんどの天体で成り立っているかによって意味は異なるのですが、こうした形をもっている人は、そのグランドトラインが刺激されるときに、棚ぼたのような幸運が舞い込んでくることが多いようです。

しかし、グランドトラインを持っていると、幸運に慣れ過ぎるというか、楽過ぎて、甘えてしまい、怠惰になってしまう可能性があります。

たとえば恵まれた家庭に生まれたお坊ちゃんのような・・・?

また、一度悪循環に陥ると、自分の力でなかなかそこから抜け出せない場合もあります。

そんなグランドトラインに一本筋が通るのがカイトなのです。

カイトになると

カイトとは「凧」という意味です。名前の通り、凧のような形がホロスコープに表れます。

グランドトラインを構成しているいずれかの天体とオポジション(180°)を形成する天体を合わせた4つの天体が作り出す複合アスペクトが「カイト」です。

グランドトラインにオポジションがひとつ加わることで、幸運や恵まれた環境に対して緊張感が加わり、行動力が生まれるのです。そのため、有能な人に多いアスペクトとなります。

ホロスコープから読むカイトの解釈

それでは実際にホロスコープを読み解いていきましょう。カイトを読むときのポイントは2つです。

  • グランドトラインのエレメント
  • オポジションの位置にある天体

そそれぞれのポイントについて具体的に解説します。

グランドトラインのエレメント

グランドトラインを形成する3つの天体は同じエレメントのサインに属しています。火・風・地・水の4つのうち、どのエレメントなのか確認しましょう。

天体がある星座の終わりの方にあり、およそ120度のトラインの位置にある次の天体がエレメントの異なる星座の最初の方の度数にある、といった場合があります。こうしたグランドトラインは、エレメントが同じという条件から外れてしまうので、少し違った読みかたをしなくてはならなくなります。ここでは3つとも同じエレメントにあることを前提とします。 

グランドトラインのエレメントは、あなたの中に溢れんばかりに存在するエネルギーを表しています。それぞれのエレメントの特徴的なエネルギーは以下のとおりです。

火(牡羊座・獅子座・射手座)

創造性、情熱的、理想家、興奮や高揚感、非現実的でも夢を語る

地(牡牛座・乙女座・山羊座)

堅実、努力家、実務能力、信頼感、抽象的なものより現実的なもの、近視眼的

風(双子座・天秤座・水瓶座)

知性、理性的、社交性、アイデア、情緒的なことが理解しにくい、理屈っぽい

水(蟹座・蠍座・魚座)

流動的、共感性、受容性、秘密主義、感情に流されやすい、意志が弱い

牡牛座または2ハウスのキロン

物質的な豊かさへの疑問、健康面で悩む傾向があります。物質的な所有欲や嫉妬心を抱き、満たされていないという感覚が強いといえるでしょう。

キロンを活用するためにはモノやお金について学びコントロールする力を身につけましょう。

あなただけの美しさを見出す力が養われ、人生の豊かさを生み出します。

オポジションの位置にある天体

正三角形を形成しているうちの1つの天体と、オポジションの位置に別の天体があることでカイトは完成します。

場合によっては甘えてしまいそうなグランドトラインに、ぴしっとオポジションのアスペクトが介入するのです。

グランドトラインに介入する天体のエネルギーを使うことで、グランドトラインが表している内なる力を外の世界に打ち出すことができるようになります。

ですからオポジションの位置にある天体に注目して、カイトの力を発揮するヒントを読んでいきましょう。

それぞれの天体の意味を簡単なキーワードにすると以下のようになります。

  • 水星:言語化、知的なコミュニケーション
  • 金星:美的感覚、愛でる力
  • 月:無意識、ありのまま
  • 太陽:自己表現、意思
  • 火星:競争力、向上心
  • 木星:拡大、豊かにする力
  • 土星:堅実性、抑制
  • 天王星:変革、革新的なアイデア
  • 海王星:夢や理想を描く力
  • 冥王星:超越した力、カリスマ性

実際は、天体にはもっともっと多くの意味、象意があるのですが、まずは、これらのキーワードからイメージを膨らませるといいでしょう。

カイトを読んでみよう

この例では、MCと月と火星が風のグランドトラインを作っています。知的で情報通な人かもしれませんね。

ここに獅子座の天王星がカイトを形成しています。

この人は、革新的なアイディアを出すと、知性や集めた情報を活かすことができそうです。

カイトが生きるとき

2つの天体が作るアスペクトでも、複合アスペクトでも、アスペクトを作る天体に、ソーラーアーク、プログレス、トランジットなどの天体が刺激を与えるときに、そのアスペクトが発動します。

カイトを構成する天体に、いつどの天体がどんなアスペクトを作ってくるのか、前もって調べておくことで、どんな才能をいつどのように活かせばいいかが見えてきます。

例えば、さきほどの例では、ソーラーアークのMCが動いていって天王星に重なるときがあります。このときはとても幸運なときと言えるでしょう。

こうした時期を読む方法は未来予測の記事で詳しくお話ししますね。

グランドトラインがカイトになるとき

また、自分のホロスコープにはグランドトラインしかない場合でも、ソーラーアーク、プログレス、トランジットなどの天体が動いてやってきて、カイトを作り出すことがあります。

それはとても大きなチャンスの時期!

これはもともとのグランドトラインにトランジットの木星がカイトを作るときを狙ったチャートです。

このように、いいアスペクトができるときを前もって狙っておくことで、チャンスをつかむことが出来るのです。

ぜひとも事前に調べておいて、活用してくださいね。

まとめ

グランドトラインだけでもとてもいいアスペクトなのですが、そこに一本筋が通るのがカイトでした。

生まれたときのホロスコープにカイトを持っている人は、きっと幸せなだけでなく、一本筋の通った生き方ができるでしょう。

また、もともともっているアスペクトにソーラーアーク、プログレス、トランジットなどの天体がきてアスペクトが刺激されたり、新たにアスペクトや複合アスペクトができるときがものごとが実現するときなのです。

ぜひ、カイトができるときを狙って、チャンスをつかんでくださいね!

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