【2023年運勢解説】蟹座編

全体運

蟹座の向かい側の星座である山羊座に2008年からずっと冥王星が滞在していたのですが、ようやく2023年3月24日に水瓶座に移ります。冥王星は6月11日にまた山羊座に戻ってきてしまいますが、一回抜けることで、目の前にずっとプレッシャーをかけられていた状態から少し解放されます。冥王星ですから普段の日常生活では、ほとんど意識することはないとは思いますが、目の前の星座にあることの重圧がここ数年間続いてきていたのです。それは深いところに効いているので、すでにそれに慣れてしまっている人もいるかもしれません。安心を求めている蟹座にとって、山羊座に冥王星がある時期は、非常に脅威を感じる配置だったはずなのです。そういう意味で、また山羊座に戻る時期はあるものの、いったん落ち着ける兆しであり、平和な状態に向かう年の始まりになりそうです。本格的に冥王星が水瓶座に抜けるのは2024年になりますが、それでも「ああこれが本当の素の自分の穏やかな状態なんだな」という感覚を感じられるのではないかと思います。

2023年は、まず３月7日に土星が魚座入りします。蟹座にとっては、土星からいい意味でのコントロールを受け取ることができる時期となります。これまで魚座に海王星があることや、目の前に冥王星があることなどのために、目的や方向性、自分の方針といったものが見えづらかったり、実感がなかったりしたかもしれませんが、土星の効果によって、方向性がはっきりしたり、コツコツと努力することによって得られる結果に実感が持てるようになってくるでしょう。

加えて、5月17日には木星が牡牛座に入ってきますので、蟹座にとっては推進力があり、社会的な実り、承認が得やすい時期に入っていきます。木星が牡羊座にいる間は、蟹座の人は、公の場で、自分自身の立場を示すような場所に立っていたか、あるいは、そうせざるを得なかったかもしれません。しかし、木星が牡牛座に入ることによって、プライベートなつながりや、もっと個人の都合に沿った恩恵を得られるようになります。自分の意向を我慢しながら社会に貢献するというモードから、より個人の自由や希望を叶えていくモードに移っていくのです。今まで、対外的なところに意識を向けて、忙しく立ち回らなければならなかった人にとっては、やっと自分の本当にしたかったこと、趣味や副業、あるいはライフワーク的なところで活動していくことができそうです。

蟹座の人は、天王星が牡牛座に入ってきた2018年頃から、今まで自分が携わってきた仕事以外で自分らしいことをしていきたいとか、変わりたいというような思いがあったかもしれません。しかし、冥王星が目の前にいたため、「そうしたいなら全部を捨てなさい。生き方の全部変えないさい」といった、強いプレッシャーがかかってきていたかもしれません。でも、この天王星と木星が牡牛座から蟹座に向かって送っているポジティブなエネルギーは、「本当にやりたかったことをやってもいいよ」というものなのです。この2023年は蟹座の人にとっては自分に集中すべき時期であり、自分のための時間や空間や人間関係を構築していくのにいい時期なのです。牡牛座の木星・天王星の影響で、こだわりのあるちょっと面白い人脈が増えるかもしれません。刺激的で楽しい交友関係が展開されていきそうなので、楽しみにしてください。

そのためには、馴染みのある繋がりの中に収まっていようとする保守的な傾向からは離れて、勇気を持って新しい、知らない人との交流を求めていくと発展的な出会いが得られそうです。それは蟹座にとってはチャレンジかもしれませんが、それがさまざまなことにおける発展につながっていくと思いますので、勇気を出して外に出てくださいね。

仕事運

蟹座には、いつもの、馴染んでいるルーチンに安心していたいという傾向があるため、副業をすることは馴染まないのですが、この時期は自分のために、本当にやりたいこと、あるいはとても興味のある分野で、新しく仕事を広げていくのがおススメです。

2023年5月17日には、蟹座の副業運を表す11番目の星座に木星が巡ってきます。もともと、天王星が牡牛座にいるところに木星が入ってくるのです。「この会社嫌だな、ここじゃないな」と思っていても、安定志向のため、とりあえず安定した仕事と社会的立場を維持するために仕事を続けてきた人には、そこを抜け出していくチャンスです。本格的に天王星と木星が重なるのは2024年ですが、そうした可能性を模索し、きっかけ作りができる良い星周りになっています。同じ志を持つ仲間とプロジェクトを始めるのもいいでしょう。それが収入になるかどうかは次の話になるかもしれませんが、やりたかったことをやってみるといいかもしれません。

恋愛運

10月中旬から11月中〜下旬頃に、蠍座の火星と蟹座が吉角・トラインになる時期がとても有望です。実行力・決断力をもたらす火星が蟹座といい角度をとります。10月には牡牛座に木星と天王星がいて、その反対側に火星がくる時期です。木星と火星が反対側にいるということは、火に油の配置なので、行き過ぎてしまいがちという点では注意が必要です。でも、魚座に土星がいますから、コントロールは効くでしょう。

ただこのときの土星の位置は魚座の0度という、かなり若い度数で、蟹座はそれをトラインという吉角度で受け取るので、木星と火星の行き過ぎた勢いは出やすくなってしまいます。節度をもって穏やかに、うまくその力を活かすように気を付けてください。

また、この時期は、行動範囲を広げるタイミングとして使うといいでしょう。行き過ぎるリスクもあるので、いきなり親密になるよりも、節度をもってお付き合いをするといいのです。木星が11番目の星座にありますから、友人運も上がってきます。ですから、ターゲットを一人に絞るより、広く多くの人とお友達的な付き合いを広げるといいと思います。交友範囲を絞ってしまうと、友人運を活用し損ねてしまいますから注意してください。いい友人関係を広げることが出来る時期でもあります。

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