【2023年運勢解説】魚座編

全体運

３月7日に魚座に土星が入ってきます。

土星と海王星が共に魚座に入ると、海王星のあいまいでふわっと膨張している状態に、土星の引き締める効果が加わります。魚座の人はもともと、見えないものに価値を見出し、そこに生きがいを求めていくのですが、土星が入ることにより、現実的な役割や価値をきちんと定めることを求められていくことになります。

たとえば、それまでふわふわとした生き方をしてきた人は、もっと身を固めなさい、人生を安定させなさいと迫られそうです。まずは何か不安定なところを直視させられ、見直しを迫られるのです。

一番弱いところ、一番もろい所に指摘が入ってきますので、多くの場合は、社会的な壁としてやってきます。まずは不安定な部分に指摘がはいり、問題点が浮き彫りになる、そこから始まります。最初は大変なことに思えるかもしれませんが、これに対応していくことによって、社会的に信頼される人になり、人生が安定化していくのです。

これまで魚座に海王星が入っていることによって、またさらに木星も入っていたことによって、アバウトで不確実なままでも問題にならなかったのですが、ここに土星が入ってくることによって見せられる現実はシビアなものかもしれません。

でも、これを嫌わずにしっかり対応することが重要です。

5月17日に木星が牡牛座に入ります。このあたりから足りなかった部分をしっかり埋めていくように努力することで、木星の恩恵を受けて自分の能力を開発し、しっかりとした生き方を身につけていくことが出来そうです。牡牛座は魚座にとって３番目の星座ですから、スキルを高め、勉強したかったことを勉強して能力を開発していくといいでしょう。

2026年には牡羊座の0度という驚くべき場所で、海王星と土星が重なります。

それまでの間、土星も海王星も魚座にいますので、その間、魚座の人にとってはとても重要な期間となりそうです。

体調にも注意してください。太陽は生命のエネルギーを供給します。そこへ土星が来ますから、なにかしらの問題が生じ得ます。体のメンテナンスは怠らないようにしてくださいね。

ただ、土星というのは本来、固定化させる、安定化させる作用をもたらすものなのです。困難な星ということではありません。固定化、安定化をもたらすために、メンテナンスの必要なところを見せてくれるのです。ですから、土星が見せてくれた弱い部分は、しっかりメンテナンスする、そうしていくことが大切です。

仕事運

土星が魚座に入ってくると、何かしらの抵抗感が出てくるでしょう。今まで通っていたことが通らない、今までつながっていたものがつながらなくなるなど、思うようにいかないことも出てくるでしょう。たとえば、取引先の会社や部署がなくなってしまうなど、当たり前にあったものがなくなるなどして、揺れが生じるかもしれません。

今まで無駄に広がっていたものから、本質だけを残していくのが土星の力です。仕事面でも不確実なものを全部洗い直し、本質的なものだけを残していくような行動を取るといいでしょう。

ある意味、リストラですね。生活スタイルや仕事の仕方、内容を本質だけを残してリストラするといいのです。確実なものを見定めて、それを充実させていくという考え方をもてば、無事に過ごしていくことが出来そうです。

2021年に木星が魚座にあった時期に何かを手掛けてきた人は、木星が牡羊座にいるうちにその収穫を得ることができるでしょう。やってきたことを自分の手中に収める、習慣化する、安定した収入のルートにするといったことが、5月17日までの間に出来そうです。

恋愛運

2023年1月27日から2月20日までの間、金星が魚座を運行します。2月15日頃、魚座で金星と海王星が重なるときは、まだ土星は水瓶座にあるので、美しい魅力的な感性が広がる時期で、期待が高まります。ただ、海王星の影響で夢が広がり過ぎるかもしれません。３月7日には土星が入ってきて、現実を見せられることになります。

お目当ての人がいる人は、木星が牡牛座に入る5月17日以降にアプローチするといいでしょう。土星が魚座に入ることによって、身を固めたいと思い始めた人にとっては、いよいよちゃんと結婚しようとか、今まで白黒はっきりせずにアバウトにしていた関係をはっきりしようという動きが出てくるかもしれません。土星の不確実なものを安定化させようとする作用が生じ、不要なもの排除するという意味で、答えを出していくことになるかもしれません。誠実で将来性のある関係の場合は、ここで身を固めることを考え始めるでしょう。

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