【2025年運勢解説】蠍座編
全体運
蠍座の方は、6月10日に木星が蟹座に移動してから運気が盛り上がりを見せます。それまでは準備期間と捉えてください。
3月30日には海王星が魚座から牡羊座に移動し、5月25日には土星も同じく牡羊座に移動します。蠍座の方にとって創造性や表現力を司るエリアからこれらの星が抜けていくことで、逆に自分らしい表現をしやすい環境が整ってくるでしょう。ただし、海王星は10月22日、土星は9月1日にそれぞれ魚座に戻るため、本格的な変化は2026年以降に訪れることになります。ただ、蠍座にとって魚座の星は120度という好角度にありますから、それは悪い時期だったということではなく、より自分らしい自分像を確立させるよう星が働きかけてきた時期と言えるでしょう。
一方、2018年から蠍座の向かいのサインである牡牛座に位置していた天王星が、7月7日に双子座へ移動します。天王星が牡牛座にいた7年ほどの間、対人面や自分が関わっている目の前の世界から離れたい、独立自立したいというエネルギーを感じていたかもしれません。その天王星が双子座に抜けていくと、「密接にかかわる相手とのつながり」にテーマが移り変わっていきます。これまで離れたいなと感じていた人に対しては、いよいよそのつながりをバッサリ切るような影響が出てくるのです。天王星はもう一度牡牛座に戻りますから、それまでの7月から11月の間、天王星が双子座に滞在する時期は、自分にとって本当に重要な相手を見極め、不要な繋がりを断ち切る時期ともいえます。
さらに、冥王星が水瓶座に移動したことで、蠍座の太陽とは90度の角度を形成しています。この配置は、生命力や生きる目的に根本的なリセットや再スタートを促すものです。
そんな中、6月10日に木星が蟹座に入り、蠍座の太陽と120度の角度を作ります。それにより豊かさ、拡大、発展といった木星の恩恵を得ることができる時期に入りますので、冥王星の配置と木星の恩恵の両方を受け取ることで、より自分らしい自分の生き方に向かってシフトしていけるときがくるのではないでしょうか。
特に土星が魚座にいるうちに、蟹座の木星の発展のエネルギーを受け取ると、自分の方向性を固め、自分がうちでしていきたい大事な自分像を固めることができるでしょう。つまり、6月10日に木星が蟹座に入った後、9月1日に土星が魚座に戻ってから、2026年の2月14日に本格的に牡羊座に抜けてしまうまでの間です。この期間は土星と木星と蠍座の太陽がグランドトラインを形成する非常に重要な時期となりますので、内に秘めた本当にやりたかったこと、打ち出していきたい自分像、そして生きていきたい目的をしっかりと確立させ、それを叶えるためのアクションを起こしていけるよう、しっかり準備し、実行していくといいでしょう。
仕事運
仕事運についても、2025年は、年の後半に運気が大きく盛り上がるため、前半はその準備期間と考えてください。
5月25日には土星が魚座から牡羊座に移動し、3月30日には海王星も同じく牡羊座に移ります。牡羊座というのは蠍座の方にとっては仕事運をつかさどるエリアです。そのため、仕事の責任が増えたり、新しい課題が投げかけられたりするかもしれません。そうした義務や責任をしっかり果たしていくことで、職場での評価を高め、信頼を得ることができるという星回りなのです。周りや、上司や職場が求めてくる役割といったものにしっかりと従っていくことが、高い評価につながるでしょう。
6月10日に木星が蟹座に入り、9月1日に土星が再び魚座に戻っている間が、蠍座の方にとってはもっともメリットが高い配置となります。その間に、自分のやりたいことをしっかり打ち出しておくことが重要です。
9月22日以降、蠍座に火星が入り、11月4日まで滞在します。この期間は、蠍座にとって非常に力強い時期です。火星は蠍座の副支配星ですから、支配星回帰の時期となり、この時期に温めてきたプロジェクトや目標を実行に移すことで、最大の成果を得られる可能性が高いと考えられます。
9月後半から年末にかけての期間は、仕事運と金運が最も盛り上がるタイミングです。火星が蠍座、射手座、山羊座と運行していくこの星の流れは非常によく、この時期に行動を起こし、自分の能力や計画を表に出すことで、大きなチャンスをつかむことが期待されます。しっかり目標を定め、自分の思いを表現し、オープンにし、そして実行していくときなのです。
恋愛運
2018年からの7年間ほど、蠍座の真向かいの牡牛座に天王星がいたため、独立しろ、自立しろというエネルギーを受け取り、対人面を変えたり、結婚生活にピリオドを打つといった人もいたかもしれません。その天王星が2025年は7月7日から4カ月ほど、双子座に抜けていきます。これによって、やっと少し異なるモードになり、落ち着いた穏やかなパートナー運を得ることができるようになるでしょう。ただ、天王星はもう一度牡牛座に戻ってきますので、本格的な変化は2026年以降になります。
さらに、土星が魚座に位置している間には、土星の無駄な関係を省き、本当の実質的なところだけを残して固めていこうという作用を受け、もっとも大切な人だけに絞っていこうとしたかもしれません。そのため、ここしばらく広範囲にわたる出会いというよりも、非常に集中した恋愛運が展開されてきたといえるでしょう。
6月10日以降、木星が蟹座に移動することで、蠍座の方の恋愛運が盛り上がりをみせそうです。この期間は、特に「出会うべき相手」と出会う可能性が高まる運気と言えるでしょう。ただし、この人こそ運命の相手だと自覚するためには、やはり自分が自分自身をよく自覚していることが大切なのです。天王星が真向かいの星座にいる間に、自分は何者なのかといったことが何度も何度も問われてきたのではありませんか。それを認識できた人には、木星が蟹座に入り、土星がまだ魚座にいる間、9月1日から2026年の2月14日までの間に、大事な人生をともに分かち合っていけるお相手が登場するのではないでしょうか。
さらに、6月6日から7月5日にかけては金星が牡牛座を巡ります。6月10日には木星が蟹座に入りますから、その両方が重なる時期には、自分も魅力を発揮でき、相手の魅力も感じることが出来るという、素晴らしい出会い運があるでしょう。
また、9月下旬から10月中旬にかけては友人関係が恋愛に発展する兆しが見られる時期です。積極的に人と関わることで、新しい出会いや恋愛運の上昇が期待できます。この時期、火星の影響もあり、エネルギーに満ちた行動が功を奏しそうです。
さらに、11月から12月にかけては、自分自身の魅力をアピールできる絶好のタイミングです。人とのつながりを深めつつ、自分の価値観を再確認することで、運命の出会いが実現する可能性が高まるでしょう。
西洋占星学研究家。実占歴25年以上。
西洋占星学を石川源晃、松村潔の各氏に師事。
1996年より東京アナウンス学院にて西洋占星術講座を担当。
2001年より松村潔氏の主催する「占星術虎の穴」にて占星術初級講座を担当。
2003年より中級講座を担当。
2003年〜2007年イシス学院(旧・タロット大学)にてタロット初級講座講師。
以降、ARI占星学総合研究所にて、西洋占星術講座、タロットリーディング、個人鑑定を行っている。
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