12ハウスは秘密・無意識・隠れた部屋!10個の天体の意味を総当たりで解説!
ホロスコープは人によって異なり、そこからそれぞれの人のさまざまな性質が読み取れます。
こちらの記事では12ハウスに入っている天体10個の意味を一つ一つ解説し、月~冥王星まで、周期が早い順番にご紹介します。
さらに、12ハウスに天体が入っていない場合や、複数入っている場合についても触れています。これを読めば西洋占星術の理解がぐっと深まるでしょう。
ぜひ自分や家族、友人のホロスコープと照らし合わせながら見てみてくださいね。
ホロスコープはこちらから無料で作成可能です。
【目次】
-
- 12ハウス(12室)は舞台裏、隠されたもの、犠牲と慈善の部屋!
- 12ハウスに月が入っている人「欠乏感、または施設で人を助ける人」
- 12ハウスに水星が入っている人「自分のことはあまり話さない聞き役」
- 12ハウスに金星が入っている人「虚飾を嫌い、飾らない人 」
- 12ハウスに太陽が入っている人「自分を犠牲にして奉仕する人」
- 12ハウスに火星が入っている人「抑圧されたエネルギー」
- 12ハウスに木星が入っている人「寛大さが求められる」
- 12ハウスに土星が入っている人「急に深刻な思いにとらわれる」
- 12ハウスに天王星が入っている人「型破りな発想が隠れている」
- 12ハウスに海王星が入っている人「鋭い洞察力か混沌か」
- 12ハウスに冥王星が入っている人「ネガティブエネルギーを集めてしまう」
- 12ハウスの支配星もチェック!11ハウスに天体が0個の人もその意味を読み解くことができます」
- 12ハウスに天体が複数入っている人「無償の奉仕人」
- まとめ
12ハウス(12室)は舞台裏、隠されたもの、犠牲と慈善の部屋!
12ハウスは舞台裏、隠されたもの、そして犠牲と慈善の部屋です。
12ハウスに入っている天体をチェックすることで、あなたの隠された弱さや強みがわかったり、罪悪感を抱いたり、犠牲にしていることが見えてきます。
12ハウスに対応するサインは魚座。支配星は海王星、副支配星は木星です。
これらが司るのは、自己と他者を分けない、ワンネスの世界。
6ハウスが報酬を得るサービスだとすると、12ハウスは報酬のない慈善活動。すべてのハウスの最後に位置するため、魂が最後に到達する地点と考えるとわかりやすいですね。
12ハウスに月が入っている人「欠乏感、または施設で人を助ける人」
12ハウスに月が入っている人は、心の奥に欠乏感を抱えているかもしれません。
子供の頃、寄宿舎に入れられて寂しい思いをしたとか、親と離れ離れに育ち、早くから自立を余儀なくされたということが考えられます。
12ハウスに隠れている月は、ぽつんとさみしく一人で座っている子供のように見えます。
一方、12ハウスが表す病院や、施設のような場所で人の助けになるような仕事をするかもしれません。
12ハウスに水星が入っている人「自分のことはあまり話さない聞き役」
水星の象徴は知力・情報・コミュニケーション・仕事の能力です。
12ハウスの水星は、自分のことは秘密にし、あまり話したがりません。
一方、黙って相手の話を聞くことが得意で、いい聞き役だと思わがちです。
他者のコミュニケーションを支援する役割には向いています。
また、12ハウスの表す図書館や美術館などの施設でデータを分析したり、研究者として働く場合もあります。
12ハウスに金星が入っている人「虚飾を嫌い、飾らない人 」
金星は趣味・アート・快楽など、楽しいこと全般を表す天体です。
12ハウスに金星がある人は、虚飾を嫌い、美を隠す、つまり自分を飾り立てず、地味に装っているかもしれません。
でもその裏には、お金に対する切望や美への憧れが隠れている場合があります。また、無意識に人から好かれたいと思っているために、特に人に親切にしようとすることもあります。
恋愛関係においても、ものごとを深刻に考えすぎて、気楽な恋が苦手な傾向があります。
12ハウスに太陽が入っている人「自分を犠牲にして奉仕する人」
太陽はその人の行動の目的を表します。
つまり、太陽から、その人が人生において何に重きを置いているかがわかるんですね。
12ハウスに太陽が入っている人は自分自身を犠牲にすることがテーマとなります。
世界的なリーダーにも多い配置で、ある意味、自分自身を犠牲にし、世界や国のために奉仕するのです。
一般的には、裏方の仕事に就くこともあるでしょう。例えばお芝居の主役としてステージに立つのではなく、裏方としてお芝居を支える役割です。
12ハウスに火星が入っている人「抑圧されたエネルギー」
火星はリスクのあるチャレンジ・熱意・闘いなど、頑張りたい時に使う力の象徴です。
12ハウスに火星があると、そうしたエネルギーが抑圧されてきたことを示すかもしれません。
また他人の火星的なエネルギーの犠牲になったり、そうしたものに向き合うことを仕事にしたりすることも。例えば、精神的に病んで凶暴になっている子供の世話をする仕事などです。
性的な秘密を持つ可能性もあります。
12ハウスに木星が入っている人「寛大さが求められる」
木星は新しい発展・栄え・広がりの象徴です。
12ハウスに木星がある人はピンチに陥ったときに、木星が助けに来てくれます。
ただそのためにわざわざ危機に陥ろうとする場合があり、無意識に自分を困った状況に追い込んで、神様が助けてくれるかどうか試すようなところがあるのです。
しかし、慈悲のサインにある寛大な木星ですから、いかに他人に対して本当の意味で寛大でいられるかがこの木星を活かすことが出来るかどうかのカギとなるでしょう。
12ハウスに土星が入っている人「急に深刻な思いにとらわれる」
土星は秩序・制限・ルールを司る天体です。
制限というとネガティブな印象を受けるかもしれませんが、物事のフレームを設定して秩序を保つという大切な役割があります。
12ハウスという潜在意識のエリアに土星があると、無意識のうちに深刻な気分にとらわれてしまうことがあるかもしれません。急にむなしい気持ちになったり、無気力になったりしてしまうのです。
でも、それで悩む必要はないのです。人生の意味をゆっくりかみしめるように味わいましょう。
また、心を病んだ人や社会的弱者を助けるような役割を持つ人もいるでしょう。
12ハウスに天王星が入っている人「型破りな発想が隠れている」
天王星は個性・自由・改革を象徴する天体です。
土星の次に遠い位置にある天王星は、土星が司る縦社会やフレームを壊し、新しい発想を取り入れようとします。
12ハウスに天王星があると、表向きには常識的な人であっても、実は過激な考え方を持ち、型破りなふるまいをするような側面を隠し持っているかもしれません。
ありきたりな日々に飽きてくると、突然、大胆なイメージチェンジをしてくるといった面を持っている人です。
12ハウスに海王星が入っている人「鋭い洞察力か混沌か」
海王星はイメージ・幻想・スピリチュアルの天体です。目に見えないビジョンを司っています。
12ハウスは海王星にとって本来のハウス。12ハウスに海王星があると、とてもするどい洞察力を持ち、人の心を映し出すように理解できる場合と、逆に、混乱が極まり、自分と他者との境界線もわからなくなってしまうような場合とがあります。
社会の犠牲者に対しても限りない共感を持ち、そうした人たちを助けようとするのですが、一方では自分も社会の荒波からただ逃れたい、という逃避願望を持っていることもあります。
12ハウスに冥王星が入っている人「ネガティブエネルギーを集めてしまう」
冥王星は破壊と再生・深掘・極端などを司ります。
12ハウスに冥王星がある人は、世の中のネガティブなエネルギーを集めてしまうようなところがあります。他人の苦しみや、裏の顔、自分の安全を脅かすようなものを敏感に感じ取り、それが被害妄想にもなって、敵を生み出す原因になってしまうことがあります。
一方、この冥王星の強さを活かせば、人生の厳しい現実に対してもひるまずに挑んでいけるようにもなります。
12ハウスの支配星もチェック!12ハウスに天体が0個の人もその意味を読み解くことができます
ハウスに1つも天体が入っていなくても、そのハウスの意味がないわけでありません。
12ハウスの起点になっている星座の支配星が12ハウスに天体が入っているのと同じように影響を与えるのです。
このようなハウスの起点のことを「ハウスカスプ」と呼びます。
12ハウスに天体が入っている人にとっても、ハウスカスプの支配星も意味を持つので、ハウスカスプをチェックしてみてくださいね。
12ハウスのハウスカスプが
- 牡羊座の場合、火星が入っているのと同じ意味
- 牡牛座の場合、金星が入っているのと同じ意味
- 双子座の場合、水星が入っているのと同じ意味
- 蟹座の場合、金星が入っているのと同じ意味
- 獅子座の場合、太陽が入っているのと同じ意味
- 乙女座の場合、水星が入っているのと同じ意味
- 天秤座の場合、金星が入っているのと同じ意味
- 蠍座の場合、冥王星、火星が入っているのと同じ意味
- 射手座の場合、木星が入っているのと同じ意味
- 山羊座の場合、土星が入っているのと同じ意味
- 水瓶座の場合、天王星、土星が入っているのと同じ意味
- 魚座の場合、海王星、木星が入っているのと同じ意味
になります。
12ハウスに天体が複数入っている人「無償の奉仕人」
12ハウスがステリウムやオーバーロードなど、天体がいくつも入っている人は、他者との境界線を引かず、自分を犠牲にして他人に尽くすことを大事にします。
複数の天体がかかわることで、12ハウスの分野は複雑な要素を持つことになります。
人のために無償で尽くしすぎて苦しくなってしまう場合は、反対にある6ハウス・報酬を得るサービスの方に注目してみるなど、双方のバランスを意識すると良いですね。
まとめ
今回は、12ハウスにある天体10個の意味をご紹介してきました。
慈愛、無償のサービス、混沌、スピリチュアルな洞察力などさまざまな解釈がありましたね。
ぜひこちらの記事を参考に、西洋占星術の勉強に役立ててみてください。
西洋占星術を始めとした占いの正しい知識と情報を、一人でも多くの方に届けるために執筆しています!
この記事へのコメントはありません。